【解説】FXが24時間取引可能な訳、為替市場の仕組み

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投資

【解説】FXが24時間取引可能な訳、為替市場の仕組み

株といえば、平日の朝9時から11時30分までの前場と12時30分から15時までの後場で取引をしているイメージですが、なぜFXは24時間月曜日から土曜日の早朝(金曜日の深夜)まで取引ができるかご存知でしょうか?

実は株も、取引しようと思えばできるのですが株式市場と為替市場では明らかに違うことがあります。

株を買う場合は、銘柄の国の市場がオープンしていないと購入することができないのですが、為替市場は通貨ペアによって成り立っているため、取引したい通貨の国がオープンしている必要がありません。

むしろ、目的の通貨ペアとなる二カ国が両方オープンしている状況の方が短い通貨ペアもあります。

例えばドル円では東京市場が9時から17時でニューヨーク市場は22時から翌朝6時(夏時間)です。

株式市場のようにしていたら、残念ながらドル円は取引できないことになります。

そのようなことがないように、どこの国でも為替市場がオープンしていれば売買できるようになっているのです。

実は市場といっても株式市場のように取引所が実際にあるわけではなく、銀行などの金融機関がネットワークを繋いで行なっている取引を外国為替市場と呼んでおり、特に場所を意識する必要がないのです。

その為、FXが土日取引できないのは、世界中の金融機関が皆休みだからです。

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為替市場の仕組み

外国為替市場とはそもそも銀行同士が通貨を売買しているインターバンク市場と、銀行と個人、法人が通貨を売買している対顧客市場の2存在します。

インターバンク市場では、取引したい人同士が直接取引しています。

対顧客市場では、銀行が売買を仲介し、個人や企業などと取引を行います。

為替市場には東京外国為替市場ロンドン外国為替市場ニューヨーク外国為替市場があります。

インターバンク市場参加者

中央銀行、証券会社、為替ブローカー、短資会社、電子ブローキングが参加しています。

中央銀行

日本の、日本銀行です。

中央銀行は国や地域の金融政策の方針を決流役割を持つ銀行です。

必要であれば、市場に介入してその金融政策を実現するための手段をとることもあります。

日本銀行では過去に為替市場介入に、単月9兆916億円の介入もありました。

75.6円付近だったUSD /JPYを79円付近まで上昇させたのです、わずか30分ほどの出来事です。

証券会社

一般的に行われているFXは個人、法人が証券会社を利用して為替市場で取引しています。

為替ブローカー

銀行に代わって売買の仲介を行う機関です。

為替ブローカーが存在しないと取引相手をあなた自身で探さないといけなくなります。

短資会社

銀行間取引市場において、主に1年未満の短期的な資金の貸借またはその仲介を行う会社です。

電子ブローキング

コンピュータ・システムが取引を仲介するブローキングことです。

これは、情報端末を通して入力された取引金額や取引条件について、コンピュータが取引を成立させるものです。

また、確認作業も含めて全てがコンピュータ上で行う為、取引の経過と約定をすぐに照会することができます。

対顧客市場参加者

機関投資家、輸出入業者、商社、個人が参加しています。

機関投資家

膨大な資金を運用して利益を得ることを目的とした企業です。

例えば、生命保険会社や損害保険会社、年金、投資信託において資金運用する組織のことです。

輸出入業者

輸出や輸入には費用が発生しますが、外貨を使用している国に円では支払えないので交換する必要があります。

日本は輸出入に依存している分野が多い為、円安や円高で景気を左右するほどの影響を与えることもあります。

個人

小規模ですが輸出入に似ています。

海外旅行で、円を外貨に交換や、外貨預金をする人も対顧客市場に参加していることになります。

外国為替市場の取引時間

東京外国為替市場 9時~17時

ロンドン外国為替市場 16時~深夜2時

ニューヨーク外国為替市場 21時~翌朝6時

※夏時間(冬時間の場合は+1時間)

そして、取引は月曜日の朝から土曜日の朝まで行われています。

このことにより、外国為替は24時間取引できるのです。

もちろん、3カ国以外にも市場はオープンしていますが、外国為替市場において、大きな影響を与える市場として、世界の三大為替市場として広く認識されています。

東京外国為替市場(東京時間)

オセアニアやアジアのマーケットがオープンしている時間帯です。

東京時間は  JPY、AUD、NZDあたりが動きやすい 流動性が低く、レンジ相場にもなりやすい事が特徴です。

ロンドン外国為替市場(ロンドン時間)

ドイツやイギリスといったヨーロッパが参入する時間です。

東京時間と違い大きくチャートが振れブレイクアウトしトレンドが発生しやすいのが特徴です。

特に15時~17時にあたる東京時間からロンドン時間へ突入する際、レンジ相場をブレイクしトレンドを形成する最もFXでチャンスになりやすい時間帯と言えます。

しかし、指標発表と重なると相場があれるためテクニカル分析だけでなくファンダメンタルも取り入れないとイタイ目にあいます。

ニューヨーク外国為替市場(ニューヨーク時間)

アメリカの経済指標が発表される為1日の中で最も取引が多くなります。

つまりトレードチャンスが増えるので、サラリーマンが日本でFXをするのはオススメです。

ニューヨーク時間のトレードスタイルはトレンドが発生した後の押し目買いなどの順張りが分かりやすいです。

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意外と重要なロンドンフィックス

ロンドンフィックス自体知らない人もいるでしょう。

ロンドンフィックスとはロンドン市場の取引が終わる時間で0時、冬時間では1時です。

つまりロンドン市場における終値が決まる時間です。

市場の変わる節目の時間は値動きが激しくなる為知らないでポジションを持っていると損失が出ることもあるので注意してください。

まとめ

いかがでしょうか、知っているつもりでも意外と知らないこともあったのではないでしょうか?

FXの手法を考える時などに全ての市場に対応する必要はありません。

それこそサラリーマンであれば、順張りの手法を徹底的に検証すれば十分稼げます。

バイナリーオプションではテクニカルが機能しない可能性がある時間帯や市場で無理なトレードをして負けを増やさないように気をつけてください。

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