やる気が無くなった時や元気が出ない時、本の力に頼るのも一つの方法です。
自己啓発本といえばわかりやすいですが年代によって感じ方が違います。
例えば、学生が自己啓発本を読むとやる気、やれる気、元気が湧いてくることが多いでのですが、30歳を超えたサラリーマンの多くは、合理的な考え方だが実際のところ役には立たない本というイメージを持たれます。
なぜこのような違いがあるのでしょうか。
自己啓発本
そもそも自己啓発本は本人の意志で自分の精神や能力の成長を目指すために読まれます。
具体的にどんな時に需要が生まれるかと言うと、
- 今より高い能力を求めている。
- 今より大きい成功を望んでいる。
- 今より充実した生き方を模索している。
- 今より優れた人格になりたいと考えている。
つまり、現表に満足しておらず何かしらの刺激が欲しい時に自己啓発本の需要が生まれているのです。
歳を重ねるごとに自己啓発本に興味がなくなるのは、現状に満足しているか、諦めている傾向にあるからです。
例えば10代から20代では様々なジャンルや最新曲に興味を持ちますが、30代になると10代から20代の時に出来た感性で固定されてしまい、流行に興味がなくなるのと同じです。
あなたの中で音楽とは、こういうもの、と固定概念が生まれほかの情報を受け付けなくなります。
その他にも理由はありますが、意識はしていなくても音楽に飽きてしまっていることもあります。
また、仕事が忙しく他に自分の時間がとれなかったり、逆に仕事が楽しくて興味が仕事に向いている場合もあります。
これらの状態になると新しい事や変化を望まなくなるため、自己啓発の必要性を感じなくなります。
自己啓発本は必要なのか
結論から言うと役に立たない本が多いです。
では、自己啓発本は読まない方が良いかと言うとそうではありません。
中にはとても有益な本もあります。
しかし、本を選ぶ時に、有益か無駄かの判断ができるのはよほどの多読家でないと難しいです。
実は自己啓発本のほとんどは、同じような内容が書かれています。面白いことに事実として読むとやる気が出る本が多いです。

やる気が出ればいいのでは?
確かにやる気や高揚感、自信が湧いてくるのは良いことですが、そこには何の根拠もなく何となくそう感じているだけの状況であることが問題なのです。
この快感から、自己啓発本が麻薬のような働きをして様々な自己啓発関連のことに手を出して行き、最終的には自己啓発の高額セミナーに参加してみたくなる場合もありあます。
高額セミナーが悪い訳ではありませんが、本当に必要か一度冷静に考えて見いてください。
成功体験談などを読んで自分にも出来ると勘違する人ほど自己啓発本にハマって行くのですが、実際成功体験談はあまり役には立ちません。
なぜかと言うと、成功者は優秀だからです。
努力の量も普通の人の限界以上するのが当たり前の世界の方がどうやって成功したか知ったところで普通の人に再現するのは難しいです。
成功者からしたら常識的な事で書く必要の無い内容も僕らからしたら非常識なことが多いと言うことを理解する必要があります。
自己啓発目的ではなく著者のファンとして読むのであれば有益であることは間違いないです。
参考にならない自己啓発本
- 成功体験談の本
- 小説仕立ての本
- 自己啓発業者の本
これらは自己啓発目的で読むのはお勧めできません。
本を読む目的が興味がありなんとなく面白そうで読むのであれば何の口出しもしません。
しかし、目的が自己啓発であれば少し考え直してみてください。
目的が明確かつ具体的に決まっていれば、学習することができますが、なんとなくで始めた事にはなんとなくの結果しか付いてきません。
成功者について知りたい、小説が面白そう、このような目的であれば有益です。
自己啓発業者の本に関しては、全てが悪いとは言いませんが多くはセミナー等に誘導するのが目的です。
一見ものすごく良いことが書いてありますが、正しいことを言うの誰でも簡単にできます。
大切なのは実践できるかどうかと言うことです。
僕の場合自己啓発業者はセミナーに勧誘してお金を儲けいていると批判するのは簡単ですが、
自分でお金儲け目的でない自己啓発業者を始める行動力はありません。
その点、行動できている自己啓発業者をリスペクトしています。
お勧めする自己啓発本
なんとなくテンション上げたいという場合は成功体験談のようなもので良いですが、なぜ挫折しているのか、どうすれば成功する確率が上がるか等の目的を持って自己啓発をされるのであれば心理学者の本は有益と言えるでしょう。
何が違うかというと心理学者の本は研究データをもとに作られています。その点少し難しい内容となる傾向にありますが、質の高い勉強になるでしょう。
ここで僕の好きな本を紹介します。
ちなみに僕自身あんまり読書が好きでは無いので読みやすい本、いやもはや漫画ですが、ものすごく参考になります。時にはテンションをあげる本も大切です。
中古だと7円〜とだいぶお手頃です!
伝記なので参考になるかはわかりませんが笑顔になれます。
まとめ
自己啓発本はあくまで方向性を決めるもので知識や能力を身につけるためのものではありません。
色々な自己啓発本を読むよりも、何冊か読んだら一歩踏み出してみましょう。
そこでつまずいたら、方法を考えれば良いのではないでしょうか。
おそらくその時は自己啓発ではなく、スキルアップの本を探しています。
本を読んでやる気になったところで行動しなければ自己満足ということを忘れないでください。
そして、走り出せ!
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