移動平均線と一言に行っても実は様々な使い方ができるのはご存知でしょうか。
単純そうで意外と理解していないインジケーター移動平均線についてみて行きましょう。
移動平均線
- 単純移動平均線
- 加重移動平均線
- 指数平滑移動平均線
何も知らないで使っている人のほとんどが単純移動平均線を使っています。
なぜ単純移動平均と言うか、諸説ありますが、
インジゲーター何使おうかな?
とりあえず、みんな使ってるから移動平均線入れよう!
このように単純な人が使っていることから、単純移動平均線と名付けられたと言われています。
嘘です。
単純移動平均線とは
単純移動平均線とはある期間の価格の平均値を表現したインジケーターです。
価格とは一般的に終値を使われる事が多いです。
期間を変更する事で様々な使い方ができます。
ある期間を10日間とします。
10日間で毎日1円終値が上がった場合
(10+11+12+13+14+15+16+17+18+19)/10日=14.5円となります。
つまり10日目の移動平均線は14.5円となるのです。
11日目は
(11+12+13+14+15+16+17+18+19+20)/10日=15.5円となります。
とてもシンプルが故に単純移動平均線と言います。
単純とはいえ移動平均線の原点なのでしっかりと理解しましょう。
ちなみにMT4で移動平均線はMA Moving Averageと表記されています。
移動平均線はトレンド系インジケーター に分類されます。
使い方例
移動平均線の傾きから、相場のトレンドを捉えたり現在のレートと移動平均線の乖離状況から相場の動きを予測したりするのに使いましょう。
トレンドの捉え方は移動平均線がロウソク足の上にあるか下にあるかで見る事ができます。
ロウソク足が移動平均線から乖離していくと、いづれは移動平均線に戻り乖離がなくなると言う考え方です。
短期と中期の移動平均線を使用しクロスするところで転換を見極める方法があります。
確かに転換を見極める方法ではありますが、実際にポジションを取るかどうかの決定的根拠にはなりづらいです。
取引するとわかるのですがクロスした時点ではすでに転換が終わっている事が多いからです。
投資は情報戦ですいかに早く転換を見つけエントリーできるかが重要となってきます。
もし期間を調整してどうこうしようとすると騙しに遭う可能性が高くなります。
なのでオシレーター系のインジケーターと組み合わせると良いです。
GMMA
GMMA(Guppy Multi Moving Average)とは、トレンドの強さや状況を見る目的で使用されます。
GMMA(複合型移動平均線)名前はかっこいいのですが簡単にいうと移動平均線の集合体です。
短期線は、期間を3・5・8・10・12・15のEMA6本を使用し、長期線は、期間を30・35・40・45・50・60のEMA6本で表す事ができます。
しかし、注意していただきたいのはEMA(指数平滑移動平均線)を使用しているという事です。
単純移動平均線ではありません。
MT4ではMA設定のパラメータ、移動平均の種類からExponentialを選べば使う事ができます。
各ラインが幅を保って推移している間はトレンドが強いと判断し、長期線と短期線のに挟まれた隙間によってトレンドの強弱を認識する事ができます。
ぜひ活用してみてください。
実際僕も入れています。
しかし僕の使い方は特殊で、ぱっと見かっこよくてうまそうに見えるからです。
相場攻略
移動平均線の説明をしてきましたが、インジケータは値動きを元に計算されています。
つまり最強のインジケーターはロウソク足ということを忘れないでください。
ロウソク足が人間からすると低水準言語であるためインジケーターと言う高水準言語に頼りたくなる気持ちはわかります。
実は身近すぎて気づいてないかもしれませんが、すでにあなたは最強のインジケーターを持っているのです。
優秀なインジケーターを探すのであれば、ロウソク足を極める努力をしたほうが良いです。
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