プロスペクト理論で言いたいことは大きく分けて3つ
期待値を追う大切さ
人は良い方に考える。認知バイアス
損失と利益では感じ方が違う
期待値を追う大切さ
これらのことを理解した上でトレードと向き合うと自分が如何に熱くなっているか理解することができるようになります。
期待値を追う大切さについては以前コインのゲームで説明させていただきましたのでそちらを参考にしていただければと思います。
実はこのコインゲームの中にプロスペクト理論は全て含まれているのは内緒です。
人は良い方に考える。認知バイアス
認知バイアスとは、物事を評価する際に、自分の利益や希望に沿った方向に考えが歪めたり目立った特徴に引きずられることを言います。 直感や思い込み、恐怖心や願望が合理的な思考を妨げるので、認知バイアスを理解することは投資においてとても重要です。
1番わかりやすいのがいわゆる熱くなって資金管理ミスりました状態です。
資金管理を崩してはいけないと言う事は誰もが投資を始める際に学ぶことです。
なぜ崩すかと言うと、完全に認知バイアスにかかっている状態だからです。
次は勝てる。その次なら勝てる。この現象実はマーチンゲールが良く当てはまります。
3回以上しないと決めてもエントリータイミングから同じ方向に連敗すると認知バイアスにかかった状態です。諦めたら負け。だからエントリーし続ける。
諦めたら負けの本当の意味はDDして退場したらってことです。
1回のエントリー負けることなんてノーダメージです。それが期待値です。
損失と利益では感じ方が違う
トレードをして10万円稼いだとします。その時の喜びを1とした場合
10万円負けた時の悔しさは約-2です。
実は悔しいや悲しいというネガティヴな感情は喜びのようなポジティブな感情より約2倍程度に感じ記憶に残るのです。
やられたらやり返す倍返しだ!!とはまさにこの事なのかもしれないですね。
さらに厄介なのが利益や損失が大きくなればなるほど金銭感覚が麻痺し、出費に対して抵抗感が薄れると言う事です。例えば、最初は1000円の損失でも大損だと感じていてのに、しばらく負けが続くと1000円程度の損失なんてどうでも良くなってきます。 さらに時間が経てばベット額を10000円にして、かつ1000円くらいの気持ちで掛けられるようになります。まさにドローダウンするパターンなので注意が必要です。
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