FXを始めるにあたり誰もが気になる疑問があります。

どうやったらお金が増やせるか。
答えは簡単です。取引して勝てば良いのです。
しかし、取引をすることでお金が増える可能性がある一方で失うリスクもあります。
そのリスクを回避する為に多くの人は高勝率の手法を探し始めます。
確かに負けなければお金が減ることはありません。
ただし少し調べればわかる事ですが一般的にこの行為を”聖杯を探す”と言う状態になります。
聖杯探しの旅に出た人もこれから聖杯を探そうと考えている人の為にFXには本当に聖杯が必要なのか?
結論から言うと必要ないのですが納得できるように説明していきます。
FXでお金を稼ぐ方法
FXでお金を稼ぐことがあなたの目的です。
これを忘れないでください。
ではどうすればよいのか解説します。
まずFXでお金を稼ぐには勝率、Lotサイズ、環境認識(シナリオ)が必要になります。
勝率
特に初心者はインターネット、情報商材で情報を得ようとするとこの勝率の事ばかりでFXをする目的が勝つため、高勝率を出す為へと変わってしまうので注意してください。
確かに勝率は高いに越したことはありませんが、検証していくとわかりますが安定して勝率50%以上出すことは難しいです。
ちなみにこの勝率ですが再現性がある手法でないと意味がありません。
例えばダブルトップのネックライン割ったらエントリーと言う手法の場合。
ダブルトップとは何かを数字で言語化する必要があります。

チャート見ればわかるじゃん。
ここが落とし穴で”YouTubeやブログの手法でここがダブルトップです”と言われると”確かに”となりますが、いざ実際のチャートを見て取引するとうまくいかなくなります。
これはダブルトップと言う表現が曖昧だからです。
実はダブルトップは見ればわかりますが言語化するのは物凄く難しいのです。

え、Mになってるところでしょ?
はい、一言にMと言っても右のほうが高い場合や左の方が高い場合、真ん中のへこみがどの程度か?どのくらいの期間で形成されるか等の情報を全て設定して初めて再現性が出せるようになります。
これらの設定をすべてできればEA化できてバックテストも取れるので正しい勝率を出すことができます。
但し前述した通りものすごく難しいです。
ダブルトップに限らずチャートパターン全般バックテストを取るのは難しいです。
なぜならチャートパターンはダマシなどが全くなく絶対そうなるという物ではなく何となくチャートパターンの様に収束するものだからです。
そこでお勧めなのが勝率を出すときはインジケーターやローソク足から手法を構築することです。
これらは誰が見ても同じ結果を得ることができるのです。
そしてチャートパターンに比べて簡単に言語化できます。
例えば、ゴールデンクロスやRSI30でエントリーなどと言った条件は数字で表せるのでEAを使い簡単に表現できます。
しかし、万能ではありません。
EAの欠点は勝率が低くそれだけで長期的に勝ち続けることはできないと言う事です。
正直±0であれば良い程度です。

それはFXする意味がないのでは?
そう、最初に言いましたがFXする目的はお金を増やす事です。
その為に勝率を知る必要があります。
勝率50%程度の手法ができたら次はそこにチャートパターンを当てはめて検証していきます。
すると、手法がある分エントリーポイントが厳選でき狼狽エントリーが減ります。
FXで初心者がやりがちな何となく上がりそう、下がりそうと言った値頃感でのトレードが手法の構築により最低限の勝率が担保されているところのみに絞られます。
これであなたも脱初心者は間違いないです。

Lotサイズ
お金を増やす為に重要な3つの中であなたが一番簡単に調整できるところです。
例えばナンピンやマーチンゲールと言ったベット方法がありますがこれらは一般的に邪道でいつか必ず破産すると言われています。
しかし、使い方次第ではものすごく強力な武器となります。
Lotサイズは勝率と組み合わせて使う事で資金効率の向上も可能です。
FXはLot×獲得pipsで決まります。
獲得pipsは手法から知ることができます。
さらに手法から勝率もわかるのでLotの強弱をつけて取引することができるようになります。
つまり、どんなに勝率が低くてもLot次第でお金を増やす事が可能と言う事が分かります。
上記は日毎の増減をまとめたものです。
注目していただきたいのが合計pipsがマイナスでもプラス収支で終えていると言う事です。
これは勝率が高いポイントでLotを大きくして取引した結果です。
全体的に勝率は50%代ですが十分だと思いませんか?
これは最近作った手法でフォワードテストを取っているものですがそんなに難しい手法ではありません。
これくらいのパフォーマンスは出すことができます。
環境認識(シナリオ )
環境認識と言えば長期足でトレンドを見て下位足が同じ方向になるように取引していくのが一般的です。
特に間違いではないですが十分とは言えません。
トレンドの確認をしたら次はエントリーポイントを決めます。
そしてそのポイントでエントリーした後の動きを最低3パターン想定します。
具体的にエントリー後
- 上昇
- 下降
- レンジ
これらの想定をしておくことで損切ができるようになります。
例えば下降トレンド中にエントリーポイントに到達後ショートでエントリーしたのに上昇のパターンになってしまったら保有中のショートは含み損が膨らむ可能性が大きく損切したくなります。

損切したくはならないよ?
そう思っているようではシナリオを真剣に考えられていない証拠です。
今後明らかに損するのにそんなポジションすぐに手放したいですよね。
ポジション保有中に想定外が起きないように複数のシナリオを持っておきましょう。
損切、利確後は想定外だらけで問題ありません。
まとめ
勝率でチャートパターンは勝率が分からないと言いましたが機能するとものすごく大きな利益が狙えるのも事実です。
そこで手法による勝率を知りチャートパターンと組み合わせ機能しそうなところで大きなLotをBETする、一方でシナリオ通りにならなければすぐに損切をする。
大きなLotでも損切り幅が狭ければ損失も微々たるものです。
チャートパターンは機能すると一方向に動き続けることが多いので損切が狭くても引っかかりにくいので結構お勧めです。
但しこれらは僕がそう感じただけなのでぜひあなたも検証して自分のパターンを見つけてください。
何となく手計算で出した勝率は感情が入って高勝率になりやすいので注意してください。
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