本屋や情報商材でFXでは損小利大とよく言われますが、この言葉本当に正しいのでしょうか?
投資において絶対は存在しません。
それぞれのスタイルがあり初めて成功できるものなので、全てを鵜呑みにするのではなく、理解し検証する努力は投資家において必要不可欠なものと言えます。
損小利大
損小利大とは損失を小さくして利益を大きく取ると言った意味です。
このスタイルはデイトレードやスイングトレードにおいては有効と言えますが、スキャルピングには明らかに向きません。
1勝9敗でも利益が出せるのがFXの凄いところです。
ただ、これを鵜呑みにした初心者が本当に利益を出せると思いますか?
答えはNOです。
なぜか、この9敗がレンジブレイクを狙ってピンポイントでエントリー後ブレイクせず損切りを行なった最小限の損失のが発生し、その後トレンドに乗れ1勝できたと言った場合。
まずレンジの認識ブレイクの前兆を把握しなければなりません。
もし、うまくトレンドに乗れたとしても、そこからさらに9敗分の負け以上にポジションを持ち続けなければならないのです。
果たして、相場を知らない初心者がこれを再現できるでしょうか?
間違いなくできないです。
人は損を塩漬けして利益をすぐ確保したがるものです。
つまり、相場を知らない人にとっては損小利大より損小利小の方が合っています。
損小利小
損も小さく利益も小さい、つまりリスクリワード1:1です。
これは損失も利益も同じに抑えるということです。
すると期待値が50%になるのではないのかと思うかもしれませんが、違います。
FXにおいてスプレッドという証券会社の手数料が取引ごとに発生するため、必ずマイナスからのスタートとなります。
損小利小で大切なことは、勝率を上げる必要があります。
負けないトレードをするのです。
負けないトレード
当たり前です、負けるためにトレードをしてる人はいません。
しかし、気づいていないだけで多くの人は負けるためにトレードしています。
まず、これに気づかないと始まりません。
1番わかりやすいのが、あからさまな下落トレンドの中、オシレーター系のインジケーターが売られ過ぎ水準にあったからと言ってポジションを持ったのに跳ね返らないと言った場合。
オシレーターはトレンドの中ではあまり有効ではない事を知らないということが言えます。
知らないからと言って相場は手加減してくれません。
知らないことがある時点で負けに行っているようなものです。
まずは相場を学んでください。
まとめ
これからFXの世界に飛び込むのであれば、まず疑ってください。
絶対的に必要なことは考えることです。
思考停止した時点ですぐに辞める事をお勧めします。
トレンドやレンジがわかるようになったら、損小利大を狙うのも良いですが、それまでは損小利小を推奨します。
なぜなら、勝てる=稼げる=相場観が身についていると実感しやすいからです。
負けが増えると一般的にやけになりやすくLotをあげたり先入観が強くなり塩漬けなどの行動をしやすくなるので慣れないうちはお勧めできません。
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