FXで損切ができない原因はメンタルにある⁉
FXで稼ぐためには資金管理と手法を学ぶ必要があります。
しかし、いくら勉強しても実際に活かすことができないと意味がありません。
多くのトレーダーはどうすれば勝つことができるか実は知っています。
それにも関わらず資金を失ってしまう理由は知っていると出来るには雲泥の差があるからなのです。
FXで損切は必要なのか?
損切をしないで稼ぐ方法が絶対にないという訳ではありません。
やり方次第では損切をしなくても稼ぐことは可能です。
例えばドル円でやる場合
1ドル=110円で買いを保有するとします。
エントリーする際、Lotに対して証拠金を十分に用意しておきます。
十分な証拠金とは1ドル=10円になっても証拠金維持率が10,000%以上維持できる資金量です。
投資に100%勝てる手法はありませんがこの方法ならまず負けません。
利益が出ていれば良いですが含み損を抱えてしまうと全く身動きが取れなくなります。
負けないがお金が増えない可能性が高くなってしまいます。
そこで次に考えるのがナンピンやマーチンを使う事です。
確かにナンピンをすると平均取得単価を下げることができ、さらにマーチンを組み合わせることでトレンド中でも押し目を狙えれば損失を出さずにポジションを解消でき、そこが転換点であれば爆益も期待できます。
大切なのはどこまで最悪の状況を想定するかです。
110円台から80円までは落ちないだろうと考えるか、10円まで落ちるもしれないと想定するか。
ちなみに過去に円高で75円台まで行ったことがあるので80円だと負ける可能性は十分にあります。
もちろん途中で損切りすれば問題はありませんが、長期間の含み損に耐えていると人はサンクコスト効果により損切はもちろん最悪無駄なナンピンを繰り返し結果的に最初に決めたポイントまで耐えきれずにドローダウンしてしまいます。
つまりナンピンマーチンもやり方によっては稼ぐことができますが、資金効率がかなり悪くなります。
そして一回負けると取り返しのつかない損失となります。
人によって考え方は異なりますが、FXとは少ない資金で大きなお金を稼ぐことができるのがメリットです。
ナンピンマーチンにはこのメリットを完全に放棄してしまっているのであまりお勧めできません。
FXで稼ぐには指値、逆指値を活用する
エントリーは成行で問題はありませんが決済は指値、逆指値を使う事で様々なメリットがあります。
事前に指値、逆指値を使うと言う事はエントリー前に利確ラインと損切ラインを決める必要があります。
利確ライン損切ラインを決めるのは当たり前だと思うかもしれませんが実際に決めて実行できている人は少ないのです。
もちろんこれだけで勝てるようにはなりません、ここから手法で勝率を上げる工夫を考えなければならないのですがこのシナリオ作りができるようにならないとどんなに勝率の高い手法でもお金を増やす事ができません。
さらにこのシナリオ作り(指値逆指値を決める)を行う事でチャートをずっと見る必要が無くなります。
エントリーしてからもチャートを見ていないと何か起こった時に対処できないと思うかもしれませんが逆指値が入っている以上、損失額は許容できるリスクにとなります。
むしろチャートを見ている方がチキン利食いや損切貧乏となるリスクが上がってしまいます。
相場に介入できる資金を持っているのであれば話は別ですが個人投資家でそんなことができる人はいません。
であれば、エントリー後にチャートは見ないで他の事に時間を費やした方が余程有効活用できます。
そして最も大切なのがシナリオを作りながらトレードをすることでトレードの技術が向上します。
ナンピンやマーチンを覚えてしまうと実際勝率はかなり高くなりますが=トレードが上手という訳ではありません。
幸か不幸か勝ててしまっているだけです。
これを勘違いした人たちが調子に乗って一回の負けですべて失います。
トレードが上手になりたいのであればシナリオを作りでPDCAを行っていれば必ず上達します。
まとめ
FXで損切は必要です。
損切をすることでトレードの悪いところをすぐに反省することができるようになり何が悪いかを追求することができます。
損切をせず先延ばしにするとポジションの保有時間が長くなりどこに問題があったのか分からなくなってしまいます。
問題点の反省ができない損切やトレードは無駄なエントリーとなりただギャンブルしただけになるのでお勧めできません。
せっかくお金を払うのなら有意義なものにしましょう。
FXは仕事です。
感情に流されずに理性をもってトレードと向き合いましょう。
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